FEATURE

特集記事

MUSIC/SLASHが考える
「音」の持つたくさんのチカラ、
そして価値とは?

緊急インタビュー

コロナ渦で「大阪アラート発令」を受けて、
『FUNKY DICOvery』のライブ配信が
延期になった理由とは?


―今のこの音楽市場の変遷の中で、
アーティスト自身はどうなっていくのでしょうか?

谷田:もうこれは、クオリティの高いものが残っていく、に尽きるのではないでしょうか。音楽のストリーミング配信やライブストリーミング配信はあくまでデータであり、デジタルなもの。このデジタルは、ただ、アーティストやライブというフィジカルな存在や体験を、ユーザーに届けるための技術に過ぎません。このデジタルの技術の向上は、あくまで、オリジナルのクオリティの高さがあってこそのものです。

つまり、フィジカルな体験クオリティを高められるアーティストが、質の高いデジタルのコンテンツを作ることができ、そして、ユーザーのエンゲージメントを高めていく時代になっていくと考えています。なので、アーティストは、本来のアーティストとして音楽やパフォーマンスをどんどん追求していってほしい。後のデジタルへの変換部分は、我々『MUSIC/SLASH』に任せていただければ良いので(笑)。

そして、それと同時に、享受する側のユーザーも、本当の意味でアーティストの品質を感じるために、音楽を聴く環境や、ライブストリーミング配信を見るネット環境を整えていかないといけないんですけどね。音楽を通じて、アーティストとユーザーの関係性が深くなっていく時代が来るのではないでしょうか。


―これからのデジタル音楽配信で、
谷田さんが期待することはなんでしょうか?

谷田:アーティストの本来のクオリティが、きちんと配信でも伝わる形を作っていくことですね。そうすれば、ライブ配信は「ウィズ・ライブ」という形として残り続けることができると思います。ライブストリーミング配信も、品質を追求するならば、コスト的にも安いものではありません。だから、クオリティを下げてでも値段を抑えたいという価値があることも承知しています。でも、私たち『MUSIC/SLASH』は、“絶対的なクオリティ” を突き詰めていきたいと思っています。数ある音楽配信プラットフォームの中で業界でも高音質と言われている品質での提供を実現しています。

コストが勝つのか、クオリティが勝つのか。そもそも、これからこのビジネスが未来永劫続くかなんかは誰もわかりません。きっと形は変わっていくはずです。でも、私たちは今、クオリティが勝つんだと信じてやっています。アーティストも、ライブストリーミング配信も、未来には“本物” しか残っていないはずなので。